私が勤務していた頃は10年以上前で、匿名でランドセルが届く伊達直人が流行った時期でした。寄付でいただけるものは多かったですが、中には古着もあり使いづらかった点もあります。 ボランティアで子どもたちと遊んでくださる団体も多くあり、助かっていました。地域の学校に通い小学生はスポーツ少年団にも所属していたため、地域の人との交流はたくさんあったと思います。休日になると、もらったおこづかいで近くにある駄菓子屋やコンビニに一緒におやつを買いに行っていました。 3食あったかい食事を食べることができ、学校も必要なら短大まで通うことができたため、実際の生活としては一般の人が思うより恵まれていなくはないと思います。いわゆる、可哀想な存在ではないのかな、と思います。 一方で一般の子どもと比べると社会経験としては乏しくなってしまう印象はあります。在園中は必要以上に守られているが、卒園してしまうと一気に守ってくれるものがなくなってしまう、卒園後のアフターケアが課題だと感じました。